「会社が副業禁止だけど、ブログを始めても大丈夫なのだろうか?」と不安になる会社員もいると思います。
ブログは自宅で始められるため、副業として取り組みやすい一方、会社の就業規則や収益が発生した場合の税金など、始める前に確認しておきたいことがあります。
私自身も会社員として働きながらブログを運営しています。この記事では「副業禁止の会社員でもブログはできるのか」という疑問について、厚生労働省や国税庁の情報を確認しながら、ブログを始める前に確認しておきたいポイントを整理します。
副業禁止の会社員でもブログはできる?
最初に確認したいのは、「副業禁止」という言葉だけで判断しないことです。

厚生労働省の「副業・兼業の促進に関するガイドライン」では、労働者が勤務時間以外の時間をどのように利用するかは基本的に労働者の自由という考え方が示されています。
また、厚生労働省のモデル就業規則では、勤務時間外に他の会社等の業務に従事できるという考え方が示されています。
一方で、すべての副業が無条件で認められるという意味ではありません。実際に勤務している会社の就業規則や届出・許可のルールを確認することが重要です。
最初に会社の就業規則を確認する
ブログを始める前に、まず勤務先の就業規則を確認します。

会社によって、副業に関するルールは異なります。
- 副業を認めている
- 事前の届出が必要
- 会社の許可が必要
- 一定の条件で制限している
- 就業規則に副業について記載している
このように会社ごとにルールが違うため、「ブログなら会社に言わなくても大丈夫」と自己判断するのではなく、自分の勤務先ではどのように定められているのかを確認する必要があります。
特に「届出制」と「許可制」は意味が違うため、就業規則の文章まで確認しておきましょう。
会社が副業を制限できる場合もある
厚生労働省のガイドラインでは、副業・兼業について、企業側が例外的に禁止・制限することが考えられるケースも示されています。
- 本業への労務提供に支障がある場合
- 業務上の秘密が漏えいする場合
- 競業によって会社の利益を害する場合
- 会社の名誉や信用を損なう行為などがある場合
ブログの場合でも、会社で知った機密情報を書く、勤務先と競合する事業を行う、会社の信用を損なう内容を発信するといった行為には注意が必要です。
また、ブログ作業によって睡眠時間が極端に減り、本業に支障が出るような運営も避けるべきでしょう。
収益0円のブログと収益が発生したブログは分けて考える
ブログを開設しただけで、すぐに収益が発生するとは限りません。
私自身、このブログで55記事を公開した時点でも収益は0円でした。
そのため、「ブログを持っている」という状態と、「ブログから継続して収益を得ている」という状態を同じものとして考えないほうが分かりやすいでしょう。
ただし、会社の就業規則で何を「副業」と扱うかは勤務先によって異なります。収益がまだ発生していないから就業規則上も必ず副業ではない、と断定することはできません。
実際に55記事まで公開して収益0円だった時点のアクセスや運営状況については、ブログ55記事で収益0円!アクセスが増えない原因を本気で見直したで公開しています。
ブログ収益が発生したら税金についても確認する
ブログから広告収入やアフィリエイト収入が発生するようになったら、税金についても確認が必要です。

国税庁では、年末調整済みの給与所得者でも、給与所得・退職所得以外の所得が20万円を超える場合などには、原則として確定申告が必要になると案内しています。
ここで注意したいのは、20万円という基準は「売上」ではなく「所得」で判断するという点です。
また、20万円以下ならどんな場合でも何の申告も必要ない、という意味ではありません。確定申告を行う場合の取り扱いや住民税など、状況によって必要な手続きが変わる可能性があります。
会社員がブログを始める前に確認したい5つのこと
ここまでの内容を踏まえると、副業禁止が気になる会社員は、ブログを始める前に少なくとも次の5つを確認しておくとよいでしょう。

- 勤務先の就業規則を読む
- 副業が届出制なのか許可制なのか確認する
- 会社の秘密情報や内部情報を書かない
- 本業と競合する内容になっていないか確認する
- 収益が発生したら税金・申告について確認する
特に重要なのは、「ほかの会社員がブログをやっているから自分も大丈夫」と判断しないことです。
勤務先によって就業規則は異なるため、まず自分の会社のルールを確認することがスタートになります。
会社員ブログは本業に支障が出ない運営を考える
会社員がブログを続ける場合、もう一つ重要なのが作業時間です。

私の場合も会社員として働いているため、ブログだけに一日中時間を使えるわけではありません。平日は最大1時間を基本にし、仕事や予定がある日はブログ作業をしないこともあります。
そのため現在は、記事数だけを増やすのではなく、検索需要を確認してから記事を書く、AIを使って作業時間を短縮する、公開後のデータを確認するといった方法へ運営を変更しています。
会社員が限られた時間でブログを始める具体的な流れは、会社員が副業ブログを始める7ステップ!初心者でも1日1時間で実践でも解説しています。
副業禁止だからと会社に隠す方法を考えるのは避ける
「副業禁止なら、会社にバレない方法を使えばいい」と考えるのはおすすめできません。
重要なのは、隠す方法を探すことではなく、自分の勤務先の就業規則を確認し、必要な届出や手続きを守ったうえでブログを運営できるか判断することです。
ブログは長期間運営することで記事やデータが蓄積していきます。後から問題になるリスクを抱えたまま運営するより、最初にルールを確認しておくほうが安心して継続できます。
副業禁止の会社員とブログに関するよくある疑問
ブログを開設しただけで副業になりますか?
ブログを開設しただけで就業規則上必ず副業になるとは一律に判断できません。勤務先が副業をどのように定義しているかによって異なるため、就業規則を確認してください。
収益が0円なら会社に確認しなくても大丈夫ですか?
収益が0円という理由だけで、勤務先への確認が不要とは断定できません。収益の有無だけではなく、勤務先の就業規則や副業に関する手続きを確認することが重要です。
ブログ収入が20万円以下なら何もしなくていいですか?
一律にそうとはいえません。所得税の確定申告が不要となる一定の条件はありますが、別の理由で確定申告をする場合や住民税など、状況によって取り扱いが変わります。最新情報を国税庁や自治体で確認してください。
会社にバレないブログの作り方はありますか?
この記事では勤務先に副業を隠す方法はおすすめしていません。まず就業規則を確認し、必要な手続きに従ってブログを運営できるか判断してください。
まとめ 副業禁止が気になる会社員は就業規則から確認する
会社員がブログを始めるとき、「副業禁止」という言葉だけを見て判断するのではなく、自分の勤務先のルールを具体的に確認することが重要です。
- 会社の就業規則を確認する
- 届出・許可が必要か確認する
- 本業や会社の利益に支障を与えない
- 会社の秘密情報を書かない
- 収益が発生したら税金について確認する
厚生労働省は副業・兼業を促進する方向性を示していますが、それだけで自分の勤務先で自由に副業できると判断することはできません。
まず勤務先のルールを確認し、そのうえで問題なく取り組めるのであれば、本業に支障が出ない範囲でブログ運営を始めることを検討しましょう。
これからブログを始める場合は、会社員が副業ブログを始める7ステップから具体的な始め方を確認できます。

コメント